BAND IN A BOXは、カントリー系の音楽も得意としており、その分野の「スタイル」は、かなり充実しています。ブルーグラス系の「スタイル」も豊富で、バンジョーやフラットマンドリン、フィドル等、単一楽器のソロを中心にしたものも多いのですが、今回は、いろいろな楽器が交互に出てくる、
「BG_BAND.STY ストレートアヘッドブルーグラス」
という「スタイル」を選んでみました。
「スタイル」の説明書きには
「ベース、バンジョー、マンドリン、ギター、フィドルで演奏するブルーグラス。本格的なブルーグラスらしくドラムなし。」
と書かれています。
まあ、オーソドックスなブルーグラススタイルということでしょうか。
楽器編成や演奏スタイルを「スタイル」で決めたところで、コード進行やメロディーを作る「メロディスト」を決めなければなりません。
実は、BAND IN A BOXで、悩ましい点は、「スタイル」の豊富さに比べて、「メロディスト」の選択肢がそれほど多くないという点です。
カントリー系の「メロディスト」は6つしか有りません。一通り試してみましたが、管理人的には余りいい結果が得られなかったので、今回は、別ジャンルから選んでみました。
「ポップ8ビート」というジャンルから
「ライトロック JBuffet ナイロンギター」
という「メロディスト」を選んでみました。
日本では無名ですが、米国ではかなり知られたシンガーソングライター、ジミー・バフェットのメロディーの特徴を取り入れた「メロディスト」ということでしょうか。
「スタイル」と「メロディスト」は、必ずしも同じジャンル同士が良い結果をもたらすとは限らないようです。ブルーグラスとデキシーランドジャズとか、ニューエイジとモダンジャズ等、異なったジャンルのものを組み合わせてみると、意外といい感じの曲になったりする場合も多いようです。
日本では、ほとんど知られいませんが、ジミー・バフェットは、米国では結構知られたシンガー&ソングライターです。
「魅惑のマルガリータヴィル」は、全米TOP10入りした代表曲で、アルバムも多数発表されています。
メロディーはカントリー系なのですが、カリプソ風の南国的なアレンジの曲が多く、独特なムードを醸し出しています。
どちらかと言うと、レコードセールスよりも、コンサートツアーの動員力の方が上回っているタイプのミュージシャンのようで、その辺りが、日本では知られていない原因なのかも知れません。
ブルーグラスミュージックも、日本ではイマイチ知られていない音楽なので、さらっと触れておきます。
カントリー音楽の中の1ジャンルなのですが、古いアメリカ民謡や、ブルース、ジャズなどに影響を受けて、ビル・モンローによってスタイルが確立された音楽です。バンジョー、ギター、フィドル(バイオリン)、フラットマンドリン、ウッドベース、というのが基本スタイルで、唄も入りますが、どちらかと言うと、各楽器のソロや、インストゥルメンタル曲が重視されています。
何とか、ブルーグラスのニュアンスは伝わるような曲になったかな、と思います。ブルーグラスを知らない方でも、こんな感じの曲、どこかで聴いたことはあるんじゃないでしょうか。
本当は、楽器の音色や、エフェクト、ミキシングなど、もう少しいろいろ調整は出来るのですが、修行中の身ということで、今回はこの位でご容赦下さい。
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